【ご報告】
この度、退蔵院方丈襖絵プロジェクトが 平成30年度 文化庁長官表彰のひとつに選ばれ、
3月18日に表彰いただきました。
「襖絵を制作する過程を通じて、若手芸術家の育成と伝統技術の継承を合わせて行う取り組みは、
現代社会における文化支援の在り方を提示している」と高く評価いただいたことによります。
私は絵師として携わり、
退蔵院の皆さまをはじめ職人さんや関係者の方々の想いを感じてきて、
団体での本表彰をとても嬉しく思います。
発案者の松山大耕副住職がどれだけ強い想いをもって立ち上がったのか。
お寺さんの寛大さや、プロジェクトの持つ意義。
職人さんたちの姿。集まった皆さんの願い。大切なつながり-。
あらためて感じます。
4月には、プロジェクトが始まって9度目の春を迎えます。
長きに渡るプロジェクトとなる中、
私を信じ絵師を任せてくださる退蔵院の皆さま、
ご支援ご協力いただいています職人さんや関係者の皆さま、
見守ってくださる皆さまにこの場を借りて心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
本表彰をいっそうの励みに進めて参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
絵師:村林由貴