【襖絵完成の目標について】
投稿・絵師 村林由貴
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2016年・秋。
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襖絵完成の目標について、お知らせがあります。
先月、退蔵院副住職・松山大耕さんと話をして、
『この2年間で筆をとめることをMUSTにしよう』と決めました。
( 当初は2014年の秋を完成予定としていましたが、先に妙心寺内の塔頭・壽聖院 [通常非公開] の襖絵を描かせていただくこととなり [昨年・壽聖院の襖絵は完成] 、これから退蔵院の襖絵に取りかかる運びとなりました。
※近々、プロジェクトのこれまでの流れを要約して投稿致します。)
2年間で退蔵院方丈の襖絵64面を描ききる。
これは難題関門であることも重々承知で、本当は自分がその時そこに辿り着いているのかと考えると、言葉にするには恐れ多くて、緊張して…心臓がばくばくします。
でも、この2年は私にとって20代最後の2年間でもあって。
この区切りを目標とすることに、志を決めました。
何かの間違いだったのか、運命だったのか…分かりませんが、
どう考えても私には大き過ぎる役目なのに、この手に託して信じて支えて下さる方々に恵まれて、本当に有り難く幸せに想っております。
2016年・秋の完成を胸に、
学ぶ心尽きることなく・険しき山も諦めず・耕すことを怠らず、日日精進して参ります!!
完成を心待ちに応援してくださっているみなさま
どうぞ引き続き、プロジェクト共々よろしくお願い申し上げます。