四度目の春
投稿:絵師 村林由貴
久しぶりの投稿です。
私事ですが、先日の4月6日で、退蔵院に来てから丸3年が経ちました。
(新年のご挨拶などもこちらのページで出来ぬままにいましたので、これをひとつの節目に投稿させていただきます。)
毎年のこの頃には、退蔵院のしだれ桜は美しく華やいでいて。
桜の木の下に立つと、新たな一年の始まりにどこか強張ってしまう自身さえも、優しく柔らかに包んでくれるように想えます。
その中で、これまでの道のりを見つめては、「またここから頑張ろう」と心震い立たされます。
4度目の春となりました。
きっと、やっと、スタート地点。
これまでの積み重ねとこれからを、階段を登るように捉えるのでは無く、
今までの重なりをまっさらな大地として、しゃんと立ち根を生やし、深呼吸して。
負けずに負けずに、育てていきたいと思っている次第です。
いつ退蔵院の襖絵に取りかかれるのか、いつ完成するのか。
それは私にも分かりません。
が、しかし!
その日を迎えられるように、ただただ今を精進してゆきたいと思っております。
今後ともプロジェクト共々、温かく見守っていただけましたら幸いです。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
(下の画像の雀の絵は「春きたる」というイメージで描きました^^)