退蔵院方丈襖絵プロジェクト Taizo-in Hojo Fusuma-e Painting Project

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【年賀】

投稿 : 絵師 村林由貴

みなさま

新年明けましておめでとうございます。
2015年ですね*

昨年も沢山の方にお世話になり、温かい気持ちに、メッセージに、沢山たくさん救われておりました。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

いったい、今年はどんな風に進んでゆくのか…!?

とにもかくにも恐れずに、動いて参りたいと思います!!!

みなさま本年も引き続き、よろしくお願い致します*

村林由貴 拝

 

 

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【再会】

投稿: 絵師 村林由貴 

2014年12月27・28日。

この2日間はドキュメンタリー映像撮影チームが今年最後の撮影に来てくださいました! 

作務や坐禅、年末大掃除。
そしてインタビューの時には、2011年4月から12月までの9ヶ月の間に庫裡内のお部屋に描かせていただいた練習画の襖絵20面を、一室に集め並べてお話しました。

久しぶりに、3年以上前に描いた作品たちを目の前にして。

荒削りな絵。どう描き出せばいいのかわからなかった自分。それでも「えいやっ!」と弱音虫を振り切り決心した気持ち。

何も分からず苦しかった時も、美しいものや人の心が、沢山たくさん心を癒してくれました。

下手くそだって、堂々とありのままに全力投球!その軌跡。

今、この襖絵たちに再会できたのが、とてもとてもよかった。

庫裡の改装に伴い、この絵たちは梱包してしばらくお蔵でおやすみします。

その前に、こうして藤岡さん・景山さんに記録していただいたり、「村林先生の大事な最初の作品やから、大切に保管させてもらいます」と仰ってくださるお寺の皆様に心から感謝しています。

今度再会する時には、新たな絵とともに並び、人としても進化した自分でありたい。

そう想いました。

写真は監督の藤岡さん・カメラマンの景山さんと*
(お二人には、襖絵完成まで追っていただく予定です!)

今年も大変お世話になりました!

(^ー^)

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【襖絵完成の目標について】

投稿・絵師  村林由貴

*******
2016年・秋。
*******

襖絵完成の目標について、お知らせがあります。

先月、退蔵院副住職・松山大耕さんと話をして、
『この2年間で筆をとめることをMUSTにしよう』と決めました。

( 当初は2014年の秋を完成予定としていましたが、先に妙心寺内の塔頭・壽聖院 [通常非公開] の襖絵を描かせていただくこととなり [昨年・壽聖院の襖絵は完成] 、これから退蔵院の襖絵に取りかかる運びとなりました。
※近々、プロジェクトのこれまでの流れを要約して投稿致します。)

2年間で退蔵院方丈の襖絵64面を描ききる。

これは難題関門であることも重々承知で、本当は自分がその時そこに辿り着いているのかと考えると、言葉にするには恐れ多くて、緊張して…心臓がばくばくします。

でも、この2年は私にとって20代最後の2年間でもあって。
この区切りを目標とすることに、志を決めました。

何かの間違いだったのか、運命だったのか…分かりませんが、
どう考えても私には大き過ぎる役目なのに、この手に託して信じて支えて下さる方々に恵まれて、本当に有り難く幸せに想っております。

2016年・秋の完成を胸に、
学ぶ心尽きることなく・険しき山も諦めず・耕すことを怠らず、日日精進して参ります!!

完成を心待ちに応援してくださっているみなさま
どうぞ引き続き、プロジェクト共々よろしくお願い申し上げます。

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【中国・桂林に行ってきました】

投稿:絵師 村林由貴

お久しぶりです*

今日の投稿は、最近の出来事として【桂林に行ったごと】と、

次の投稿にて、【襖絵完成の目標について】大切なお知らせをお伝えしたいと想います。

****
桂林
****

2014年11月6日。
私は中国・桂林へ行ってきました。

「桂林山水甲天下(桂林の山水は天下一)」。
“まるで水墨画の山水風景” とも言われる地。

その景色を自分が絵に描きたいというより何より、
“古人がどんな景勝の地を想い眺め描いたのか。”
この眼で見て、少しでも知りたいなと想いました。

山水風景を眺めゆく “漓江下り” では、桂林から陽朔までの83kmの道のりを約4時間半かけて船でゆっくりと進みました。

私が行った時は、小雨と中降りを繰り返す天気…!

雨風に立ち上がる霧は、山を覆ったり、離れてそれを讃えたり。
もしくは山が息深〜く吐き出した塊が、空中にほどけるようでした。

尖っている山、角張っている山、円みを帯びた山、穴の空いた山…。
日本にはない景色。
一山一山、表情様々に聳え立ち、連なったり抜きん出たりしたりしながら、粛々と在りました。

私の方は船の上で、風に折りたたみ傘がひっくり返ったり、ジーンズが雨でびしょびしょになったりしながらも、巡り会う景色に心はすっかり惚れ込み眺めておりました。

今まで山水画を観ても、「図」という枠から歩み寄れない感じがありましたが、今は以前より、そこに流れる空気や山肌を想起出来るような気がして、なんだかそれだけで幸せで…。

まずはそれだけでも、行って良かったなぁと心から想っています。

 

↑  20元札の風景を背景に、現地ガイドさんに撮ってもらいました♪

 

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【2014年の歩み:④:これから】

投稿:絵師・村林由貴

ここに書いたことは、これまでのほんの一説に過ぎません。
書ききれない沢山の方々の教えに恵まれて、私は今少しずつ歩ませていただいています。

これからの課題としては、より深く水墨画の世界に入るべくその法を学び、そこから改めて自分を実らせることにあります。

結局その必要性が、春から感じていた大きな壁の存在だったのだと気づきました。

今の私は、“線は葉を成し、葉は生きるように…”と、水墨表現の基礎である蘭の葉から始めていますが、恥ずかしくも未だ一度も満足な一筆で描けたことがありません。。
自分は線が得意な人間だと思っていましたが、全然そんなことありませんでした。
線で何かを形つくり描くのではなく、線それ自身が何かになる様にと拘り、これほどにお手本との落差を痛感したのも人生で初めての様に思います。果てしなく長い道のりです。

けれどこれまでにも、どんなに道が長く感じた時も思い出す一言がありました。

退蔵院に来た当初、作務もやったこともなく、必死にやっても遅くて鈍くて焦っていた時のこと。

半年間、退蔵院で一緒に過ごさせていただいた、今は山梨県・恵林寺にいらっしゃる古川周賢老師さまに
「ゆきちゃん、大丈夫。遅くても丁寧にやったらいい。早さは後から身に付くけれど、丁寧さは一度許すと後から身に付きにくいものだからね。」
と声をかけていただいて、救われる想いでした。

きっと蘭の葉も、丁寧に描いて描いて描いてこそ、その先にひらひら舞う自由さと軽快さが待ってると信じて、今日も明日も頑張っていくしかないなと思っています。
雲水さんがおっしゃって下さった様に、ひと呼吸ひと呼吸、一筆一筆新鮮な気持ちを心得て。

==

【おわりに】

言葉の表現が至らない上に、とても長文の投稿となり申し訳ありません。
そんな中でも最後までお付き合いくださいました皆様、本当にありがとうございます。

器用なタイプではないので(泣)、きっとこれからも更新がまだらになってしまうことと思いますが、これからも温かく見守っていただけましたら幸甚に存じます。

今日はひとつの区切りと思い、この場を借りて8ヶ月間の経過をお話させていただきました。

いつも、傍から遠くから応援してくださっている方々に、心より感謝申し上げます。
引き続きプロジェクト共々、よろしくお願い致します。

 

退蔵院 絵師・村林由貴

 

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